「お得に新車購入!時期と値引きタイミング」 一覧
新車を買うのに安い時期は何月?お得な買い替えタイミングを販売店の営業マンが明かす
あなたは新車を購入する時に、時期やタイミングを選んで購入していますか?
車を乗り換えるタイミングが違うだけで、実は結構支払い金額に差があるんです。
今回は、いつの時期やタイミングがお得なのか?
新車を乗り換える時のお得な買い替え方法をお伝えします。
ぜひ参考にしてくださいね。
新車が一番安く買える時期はいつ?
新車を購入する時に、値引き額「0」で購入する人はおそらく居ないですよね。
それくらい、新車の購入は「値引き」というモノが当たり前になっている大きな買い物です。
私が営業マンだった時も、購入後に値引きが無かったり極端に少なかったことに対してクレームになるのが嫌だったので、たとえお客様に何も言われずとも、その時期の相場に見合った値引きをしていました。
大切なのは、タイミングと時期によって値引きの相場は上がったり下がったりする事なのです。
もちろん交渉の仕方などでも左右されますが、車を乗り換える時のタイミングで値引き額はかなり大きく変わります。
それでは、いつ車を乗り換えれば安く購入できるのでしょうか?
カーディーラーの決算時期
どの会社にも決算時期はあります。
カーディーラーでは、ほとんどの会社の決算は3月で、4月から新年度となります。
稀に、9月が決算という会社もあります。
カーディーラーも、決算期に少しでも実績を作って利益を上げたいので、決算時期に向けた商談には必然的に値引きが多くなります。
多くの国産車では、通常時の値引き率が車両本体価格の10パーセントくらいだとしたら、決算時期には13〜15パーセントくらいになります。
300万円の車両本体価格の車なら、15万円くらいの差があります。
これならナビゲーションがタダで付けられる計算になりますよね?
しかし勘違いしてはいけないのが、3月に商談を始めては遅いという事です。
多くの国産車、人気の高いミニバンなどの車両は、車が製造されるまでに1ヶ月〜6ヶ月の期間を要します。
その納期は車種によって大きく違うのですが、できる事なら半年前の9月ごろから検討を始めておくと安心です。
なぜなら、車を購入して注文書にサインをする時点では、カーディーラーには何の利益にもならないからです。
カーディーラーの成績は、車が完成して、お客様の名義で登録が完了して、ナンバープレートが付いて初めて実績にカウントされます。
多くの営業マンのノルマも同じくです。
ですから、車の完成と登録までを逆算できる時期から商談を始める必要があるのです。
決算まで、まだまだ余裕のある時期でも、納期を逆算して、営業マンに値引きを交渉して見ましょう。
夏のボーナスに新車を買うとお得?
夏のボーナスの時期には、ボーナス商戦でお買い得だと思っている方もいると思います。
結論から言うと、7月、8月などの夏のボーナスシーズンも悪いタイミングではありません。
なぜなら、9月が上半期の決算に当たる会社がほとんどで、その時期に向けて販売を強化している事が多いのです。
普段と比べると、年度末の決算時期ほどではありませんが、2〜3パーセントくらいは通常よりも値引きがある事も考えられます。
なので、「夏のボーナス」という理由で安くなっている訳ではありません。
実際に、ローンで購入される方も、ボーナス月の支払額を上乗せしない人がほとんどです。
今の時代、必ずボーナスがあるという保証はありませんからね。
しかし、この時期には注意したいポイントがあります。
それは、下取り価格が年間を通じて一番低い可能性があります。
下取りの需要が年末から春先にかけてピークを迎えますので、春から夏にかけて査定価格が下がっている可能性があります。
もしも普段から自分の車の査定価格を見てもらえるのなら、少し気にして見ておくことをお勧めします。
冬のボーナスに新車を買うとお得?
こちらも、冬のボーナス商戦という事を理由で安くなるということはありません。
冬の時期は、ボーナスよりも、3月の年度末決算に向けてのお得なタイミングでもあります。
特別値引き車両や在庫一掃セール、販売店オプションのプレゼントキャンペーンなど多くのお得情報が年末から年始にかけて見られますね。
あとは、車のフルモデルチェンジなどの新型車両が、春から夏に出てくることが多いので、旧型モデルの一掃セールなどもあったりします。
新型にこだわらない人には、自分の好きなタイプの車両が安く買えるチャンスになるかも知れませんので、商談時に営業マンにモデルチェンジ間近の車を訪ねて見てもいいかも知れません。
旧型モデルの最終叩き売りの場合は、普段よりもかなり高額の値引きが期待できるので、お得に購入できるチャンスになります。
さらに、お買い得な時期がわかる方法
上記のような節目の時期やタイミングで値引き金額が大きくなるお得な期間もありますが、私が現役時代、何と言っても一番値引きをしたのは・・・。
ズバリ!
「営業マン、販売店がノルマに困っている時」です。
人の弱みに付け込むようで、あまり良い印象ではないかも知れませんが、営業マンも所詮は人間です、自分の目標達成のために多少無理をしてでも販売したいタイミングがあります。
販売店も目標達成に向けて実績が足りない時には、普段はしないような無理をする事があります。
しかし、そのタイミングを見分けるのはとても難しいのですが、オススメの方法をお伝えします。
その1:時期はいつでもいいので構いませんので、気になる車種の商談を進めます。
その2:ある程度値引きや条件を交渉します。
その3:自分が車の購入を急いでいない事、期間的に余裕がある事を伝えて、営業マンや販売店の都合で、さらに大幅に値引きが出来るタイミングで声をかけてもらうようにお願いしておく事です。
この方法には、良いポイントが二つあります。
一つ目はもちろん、一番良い値引きのタイミングを引き出せるという事。
もう一つは、先延ばしにする事で、その営業マンの本質を見る事ができます。
もしも、その営業マンが、とにかく早く車を売って済ませたいと思っているような営業マンなら、後から連絡もしてこないでしょう。
逆に、余裕のある営業マンで、しっかりとアナタの事を考えてくれる営業マンなら、色々なお得な新車購入施策がある時に上手に声をかけてくれて、その後の付き合いも安心できるはずです。
車は、購入する事がゴールではありません。
アナタに時間的余裕があり、新車購入後の事も考えて、しっかりと信頼できる営業マンかどうか、相談してみる事をオススメします。
元営業マンが明かす おすすめ買い替えタイミング
元営業マンの私なら、こんな時期に車の買い替えを検討してみます。
新型車のモデルチェンジ前がお得
スマホでも、家電でも、年々新しいモデルが発売されて、いつの間にか古くなったモデルは店頭に並ばなくなりますよね?
そんな時、古いモデルの商品が安くなっていたりするのを見かけた事ありませんか?
実は車も同じなんです。
車の場合には、新しいモデルが出るまでの期間が、約3年〜4年くらいとなっています。
だいたい、新車の車検期間の3年くらいが多いのですが、車種によって色々あります。
新型が出るタイミングなどは、インターネットのポップアップ広告などに出てくる車の宣伝や、車雑誌などに新型発表のタイミングなどがよく掲載されていますので参考にして下さい。
その時期になると、新型が出る3ヶ月前くらいには旧型モデルの生産は一旦終了されます。
最終の生産分は、在庫車両として、各販売店に振り分けられるのですが、カーディーラーは振り分けられた在庫車両を何としても販売しなくてはなりません。
これが結構大変で、各社広告に載せるなど、購入する側からすると、普段よりも値引きをするお買い得なタイミングになります。
新型にこだわらず、旧型で良いという人にとっては絶好のタイミングになるのですが、実は新型が欲しいという人にとっても良いタイミングなんです。
新型が出る前には、予約特典として、オプションのプレゼントをしたり、発表後の値引きよりも3万円〜5万円安くして予約を受ける場合が多いですね。
トヨタのノアやヴォクシー、アルファードやヴェルファイア、日産のセレナ、ホンダのステップワゴンなどの人気のあるミニバンでは、価格競争も激化していますので、特に安く購入できるタイミングになるはずです。
ネットの車関係ニュースや、車雑誌などに目を通して、新型発表のタイミングを見逃さないようにしてくださいね。
検討、商談に必要な期間
それでは、新車をお得に買い換えるタイミングを逃さないために、検討期間も一緒にご紹介します。
約1ヶ月で車を選ぼう
およそ一ヶ月もあれば、車種選びも出来ますし、カーディーラーへ行ってカタログをもらっていれば、店舗のスタッフの記憶にも残っている間に商談に進む事ができます。
カタログだけをもらいに来た人を、一ヶ月以上覚えていることは難しいのと、車を前向きに購入検討されているお客様以外には、なかなかアプローチすることも少ないので、しっかりと考える時間をまとまって取ることをオススメします。
また、なんとなく車を買い換えるというよりも、期間を決めて車種選びをすることで、自分自身が購入への意欲を保ち、前向きに商談を進める事が出来ます。
車を選び始めているうちに、結局1年2年となんとなく検討している方を見かけます。
そんな風にしている間にも、新型が出たり、自分が乗っている下取りが価値を下げてしまったり、良いことはあまりありません。
商談は簡潔に、2週間程度
販売店も営業マンも、時間が大切です。
お客様には申し訳ないのですが、一つの案件が答えが出ないまま1ヶ月も2ヶ月も先延ばしにされても、商談を続ける時間が勿体無いです。
また、商談を引き延ばされると、購入する意思が薄いと判断して、そこまで大きく値引きを提示することも少ないかと思います。
商談期間が長くなる場合などは、その旨を伝えて、どっちつかずの状態をなくしておけば営業マンからの印象も良くなって、しっかりと相談に乗ってくれるはずです。
また、購入する意思がはっきりとしている場合にも、その旨を伝えて、値引きの条件提示をしっかりとしてもらいましょう。
販売店も営業マンも商談に対して「真実味」が欲しいところですので、しっかりと意思表示をする事がお得に購入できる近道になりますよ。
納期も確認、中には半年待ちもあり
人気のあるミニバンや、軽自動車なども最近は長い間待たないと手に入らない車があります。
3ヶ月待ちや、半年待ちなどかなり待たされるケースも多いのですね。
そのような人気のある車は、あまり値引きをしなくても売れる車両である事が多いので、値引きも渋い傾向にあったりするんですよ。
そんな時にオススメなのが、同じクラスの車両同士で違う販売店と競合させる事です。
もしくは、決算の時期などに車が納車されるくらいを見計らって、タイミングよく商談をすると良いでしょう。
元営業マンだからこそ知ってるお得な買い替えパターン
販売店の営業マンって、結構車を買い替えます。
私もカーディーラーに11年間勤めて、乗った車の数は5台です。
大体、2〜3年に一度乗り換えをしていたのですが、決して裕福だったわけではありません。
それは、10年間に1台しか乗っていない人でも、3台買い替えた人でも、消費している金額はそんなに変わらないという計算になるからです。
それは、最近人気のあるミニバンだと特にオススメなのですが、決算時期などに合わせて乗り換える事で、値引きを多くできます。
なおかつモデルチェンジの度に旧モデルや新型を購入する事で、年数がまだ新しいうちに下取りを査定できるので、かなりの高額査定が期待できます。
決算やモデルチェンジ、販売店の都合をうまく利用して買い換える事で、車検を受ける必要もなく、タイヤ交換にお金がかかる事もありません。
また、新しい車に常に乗れるので、故障の心配もありませんし、万が一故障した場合のほとんどを、メーカーの保証で修理する事ができます。
どうせ同じ金額を払って車に乗るなら常に新しい車に乗りたいですよね?
販売店や営業マンと良い関係を築いて、お得な情報タイミングを手に入れられるようになれば、さらにお買い得に車が購入できるようになりますよ。