車の情報は正確に
中古車の見積もりを出してもらうためには、車の情報を買取業者や中古車販売店に伝える必要があります。よく、あいまいな車の情報を伝える人がいますが、それでは正確な中古車買取査定の見積もりを出してもらうことはできません。あいまいな情報だと見積もりを出してもらい、実際に車を見て買い取り価格を出してもらうと、かなりか買うに差が出てしまう結果にもなりかねません。人によっては、「見積もりはいい加減だ、最終的には買い取り価格を大幅ダウンさせる魂胆だ」なんてことを言ってしまう人もいます。それは、正確な情報を伝えないための弊害とも言えるでしょう。
中古車の情報としては、走行距離、年式、グレード、ボディーカラーは確実に伝えなければ見積もりは出せません。走行距離が1万km違っている、年式が1年違う、ボディーカラーもあいまいな状態では、見積もりと実際の買取価格に何万円もの差が出てしまいます。グレードも実際のグレードは伝えた情報よりも高いからといって査定額が必ずしも高いとは言い切れません。低いグレードのほうが人気が高く、買い取り価格が高い場合もあるのが中古車です。そのため、より正確でないといけません。
その他の情報としては、車の傷やへこみ、ボディーの色あせ、事故歴、修理歴、喫煙、室内の汚れ、など細かなところまで気になるところがあれば伝えておきましょう。もちろんそれでもエンジンの状態、アクセルやブレーキなど専門家にしかわからないところもありますから、必ずしもそれで正確な買取価格の見積もりを出してもらえるとは限りませんが、それでもより近い数値は出るでしょう。
行動は早めに
自分の車を売ろうと思ったら、少しでも早く行動を開始し、早く交渉を進めていくことです。いつでもいいやと思っていると、それだけでどんどん見積もりの価格が低下していくと思ったほうがいいでしょう。
車は日が経つにつれて劣化していくものですが、実際には1~2ヶ月程度で大きく車の状態が悪くなるものではなりません。ですが見積もり額は1~2ヶ月過ぎてしまうだけで数万円、場合によっては数十万円も下落してしまう可能性があるのです。たとえば、1~2ヶ月経過してしまい、そのうちに車検が切れてしまえば、その車は公道を走ることができません。車検をとるにも整備業者にレッカーで運ばなければいけません。買い取ってもらう場合にも、買取業者によっては買い取り価格からレッカー代を差し引かれてしまう可能性もあります。レッカー代はその業者によって異なりますが、1~2万円くらいはかかってしまうかもしれません。もちろん車検が切れているというだけで査定額も大幅ダウンしかねません。また、その車のニューモデルが発表されてしまえば、古くなったモデルは一気に価格が下落してしまうのです。
そのため、できるだけ行動は早めに行うのが鉄則です。実際、車を売ろうと思っても、買い取り業者や中古車販売店の行動・手続きが遅く、すぐに車が売れない可能性もあります。またより高く売ろうと思えば交渉も必要でしょう。そうなればやはり時間がかかるものです。そのため、少しでも早く見積もりをとってもらい行動し始めましょう。
同条件で複数の業者に見積もりを
中古車買取査定の見積もりの際には、複数の業者に見積もりを出してもらい、比較をしてより高い価格で買い取ってもらうのがベストです。ただ複数の業者から見積もりを出してもらう際には注意しなければいけないことがあります。それは、同じ条件で見積もりをとるということです。買取業者によっては、年式、車種、おおまかな走行距離程度で見積もりを出してくれるところもあれば、グレードや細かい走行距離、車の状態で見積もりを出してくれるところもあります。そのため、場合によっては見積もり価格が大幅に違ってくることもあります。もしも、その時点で見積もり価格が高い業者に買い取りを依頼しても、実際の買い取り価格と最初の見積もり価格が違ってくる場合もあるのです。もしかすると、他の買い取り業者のほうが高く買い取ってもらえたかもしれないのです。
こういったことがないようにするには、やはり最初から同じ条件で複数の業者に見積もりを出してもらわなければいけないでしょう。
ただ、買取業者によっては、そこまで詳しく聞いてこないかも知れません。悪徳業者もしくは評判の良くない業者ではそれが常套手段としているケースもあります。そのため、最初は高く見積もって、最終的には安く買い取るところもあります。最近では中古車を一度の入力で複数の業者に見積もりがとれる一括査定サイトがあります。そこだと同じ条件で見積もりがとれます。そのため、同じ状態で見積もり価格を見比べれることができるでしょう。
その車の相場を知る
中古車を高く買い取ってもらうためには、業者との交渉は欠かせません。ですが、ただなんの目標もなく、やみくもに交渉をしたところでより高い見積もり額を出すことができません。たとえば、しつこく交渉した結果、10万円の査定額アップを勝ち取ったとしても、他の業者ならもっと高い価格で買い取ってくれるところがあったかもしれません。逆にしつこく交渉しても全然アップせず、そうしているうちにどんどん車の価値が低くなり、査定額が下がっていく場合があります。最初の段階で売ってしまえばより高く売れたかもしれないのです。とはいっても、根拠がなければしつこく粘ったほうがいいのか、すぐに手を売ったほうがいいのか見当もつかないでしょう。そのため、まずは自分の車の相場を知っておく必要があります。
売ろうと思っている車の相場を知っていれば、もしもその相場よりも大幅に低い見積もり額を提示されれば、複数の買取業者に交渉すれば、相場価格に近い見積もりをゲットできるかも知れません。逆に、相場よりも高い見積もり額を提示されたなら、すぐに売ってしまったほうがいい、というのがわかるでしょう。まずは車を売る前にその相場を知っておきましょう。
相場を知るには、まずは中古車価格の相場を見てみてもいいでしょう。ネットで探せば自分の車と同じ状態の中古車販売価格を知ることができます。もちろん中古車価格と買い取り価格は違いますが、ある程度の目安にはなるでしょう。また一括査定サイトを利用して、より複数の買取業者に見積もりをとってみてもいいでしょう。それを見ればある程度の平均的な査定額がわかるでしょう。