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事故車買取の基礎知識

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事故車買取の注意点

事故車買取においては、素人にはその相場や手順がわかりづらいぶん、いくつかの注意事項が存在しています。まず事故車に関しては、自走で買取業者のところへ持っていくことが困難になりますから、買い取り業者のほうにこちらへ来てもらうよう依頼することが多いかと思います。この際の注意点が、こちらに来てもらっていると言う負い目を利用して相手方が強引な売り込みをしかけてくる、と言う部分です。もちろん、いくら仕事とは言え出向いてくる事を要請しているわけですから、こちらもそこまで厚かましくはできないものの、有料であれ無料であれ、要求するのは査定のみであると事前に了承を得ているわけですから、査定に満足できなかった場合には、その場で契約をとり結ぶというようなことをする必要はありません。そのような強引な押し売りに対しては、あくまで丁重に、断りを入れましょう。中には、査定に係る費用を要求してくる業者もありますが、もし、事前にその有料の旨が明示されているのなら支払う必要はもちろんありますが、そうでない場合に、例えばレッカー車を勝手に動員しておいて、追加料金の支払いを要求してきているような場合には、その支払いに応じる必要はありません。万一、相手が裁判沙汰を起こしたとしても、おそらく判決としては、支払う義務は生じないでしょう。特に無料査定であることを明示している業者は、どこから追加料金が発生するのかを必ず利用者に説明しなければならないからです。

事故車買取と廃車の比較

一般の中古車業者では、走行距離が長すぎたり、事故で修復歴があるような車は、買い取ってもらえないことが多くあります。ゆえに買い取ってもらうどころか、廃車処分料として1万円から2万円の費用が徴収されるのが普通です。さらに、 2005年から完全施行されている自動車リサイクル法によって、自動車リサイクル料金を新車購入時に支払っていない場合には、その処分時に、この料金を支払う必要が出てきます。しかし世の中には、廃車や事故車を専門に、買い取ってくれる業者も沢山あります。もちろん、その買取料金は、あまり期待できるものではなく、最低額として設定されているのは1,000円であったり、ヨンセンであったりと、 1万円以下の場合が多いのですが、それでも廃車処理として1万円から2万円の料金を支払うことに比べれば、すこしでもお金が入ってくる事故車買取の方が、魅力的である事は言う迄もないでしょう。このような事故車買取業者がなぜ一見不要部品の塊とも思える事故車の買取をできるのかというと、買い取って事故車の部品を分解して、海外にそのエンジニアミッション類を販売するルートを持っているためです。この自動車の解体に関しては、自動車リサイクル促進センターにその工程について報告をすることが義務づけられているので、海外に部品を輸出するといっても、昔の業者であれば、それは別段違法な行為に多様化しているということにはなりませんので安心をしましょう。

事故車とは何でしょうか

そもそも、事故車って何でしょうか。その定義について、見ていきたいと思います。何も、交通事故で派手に破損した自動車だけが、事故車なのではありません。自動車には、その基礎骨格、すなわちフレームと呼ばれる部分がありますが、そのフレームの部分を、老朽化等の何らかのトラブルによって、交換もしくは補修したことのある車のことを、事故車、あるいは修復歴車と言います。「言います」という意味は、この基準が日本自動車査定協会・自動車公正取引協議会・日本中古自動車販売協会連合会によって、中古車販売の際に、その修復歴車としての明示が義務づけられている基準である、という意味です。さて、さきに自動車の「フレーム」と言いましたが、これにはおよそ9つの種類のものがあります。それはサイドメンバー(フレーム)、クロスメンバー、インサイドパネル、ピラー、ダッシュパネル、ルーフパネル、フロア、トランクフロア、ラジエータコアサポートの9つです。市場に出回っている修復歴車というのは、このいずれかの部分を交換・補修した車のことを指すわけですが、現在の板金技術は、ずいぶんと進展していますので、少なくとも見た目だけからは、それが修復歴車であるのかどうかが判別がつかないほどです。むしろトラブルで破損した部分こそが、新品の部品に交換されていますから、私たちが見るべきは、交換「されていない」部分である、と言えるでしょう。交換されていない部分にこそ、傷や汚れが残っていたりするものです。

事故車はどうやって修理される?

自動車公正取引協議会・日本自動車査定協会・日本中古自動車販売協会連合会が定義する事故車・修復歴車は、自動車基礎骨格たる9つの部位のいすれかを、交換・修復したものを指します。逆に言うと、これら基礎骨格の部分に破損がおよんでおらず、ドアやフェンダーのみを交換・補修するだけであれば、事故車・修復歴車とは見なされません。さらに、上記の9つの骨格部位に関して、若干の凹みや傷、修理跡がある程度では、修復歴とは見なされず、通常の中古車扱いとされるのが慣例のようです。さてこの事故車の修復をおこなうのが、板金(ばんきん)屋さんと呼ばれる業者です。ちなみに、エンジン、タイヤなどの整備に関しては整備工場が担当し、この整備工場のスタッフは、自動車整備士として資格を保有しています。対して板金の職人さんは、このような資格を有しているわけではありません。言わば民間の有志職人さんである、とも言えるわけですね。有名なカーコンビニ倶楽部は、この両者の整備・修理をいずれも受け持つことができる業者である、と言うことができ、板金塗装の門戸を広くした立役者でもあります。このような板金塗装においては、部分的に大破してしまっているようなボディであっても、修復を行ってくれます。もちろんそのぶん料金は高くなってしまいますが、基本骨格を交換して、フレーム修正機という特殊な機械を用い、ボディの凹凸に対しては、ハンマリングとパテで修復を行い、最後に塗装の工程へと至るわけです。

自動車リサイクル法とは何か

事故車買取に関する法律として挙げられるのが、「使用済自動車の再資源化等に関する法律」、通称「自動車リサイクル法」です。この法律は、家電リサイクル法、食品リサイクル法、グリーン購入法などとともに、2000年以降の「循環型社会形成推進基本法」の一環として、 2002年の7月に制定されたもので、その施行は段階的になされ、2005年1月に完全施行となっています。この自動車リサイクル法の重要な部分としては、従来まで埋め立て処分がなされていた自動車のシュレッダー出すと、エアバッグ、フロン類の引き取りおよびリサイクルを自動車メーカーと輸入業者に義務付けたという点、またその引き取りおよびリサイクル費用を、自動車の保有者が負担するという、さらにそのリサイクル料金の管理を、自動車リサイクル促進センターという財団の管轄下に置く、という点が、さだめられています。そして、このリサイクル費用は、基本的にその自動車を新車として購入するときに支払うことになっています。自動車の構成部品は、もともとその8割がリサイクルされていましたが、残り2割の内装材料を中心とするシュレッダーダストや、危険性の高いエアバッグ、さらにエアコンフロンについては処理が難しく、埋め立て処理、もしくは不法投棄がなされていたために、本法律が制定され、そのリサイクルの促進および、事後的なリサイクルに適合的な自動車開発へのインセンティブが目指されたのです。

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