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アクセラスポーツ20S | 平成210年式(2008年式) | 中古車 |
目次
アクセラスポーツ20S 2008年式 中古車を購入した経緯と決めた理由
私が現在のアクセラスポーツを購入した経緯は非常にシンプルです。
生活に車が必要不可欠な地方であるのにもかかわらず、手持ちの購入予算は豊富ではなかったので、中古車を探していたところ偶然見つけたからです。
購入後乗り続けてみると、このアクセラスポーツが思ったよりも良い車であることがわかってきました。
そこで、今回は私が見つけた10年落ちのアクセラスポーツについてレポートします。
グレードはアクセラスポーツの20S、年式は2008年。もし現行のアクセラを新車で購入したら2.0Lモデルなら200~250万にはなるでしょう。
そこまでの費用は用意できないし、もし可能なら他の車種を選んでいたでしょう。
2008年式のアクセラスポーツとはどんな車?
モデルの詳細をご説明すると、アクセラのハッチバックタイプであるアクセラスポーツは、2003年に初代が発売され、2008年式というと、2006年にマイナーチェンジされて、フロントのデザインが変更された後のモデルということになります。
そして、翌年には2代目へとフルモデルチェンジされているので、初代の後期バージョンであり、安さの秘密はここにあると思っています。
新車時のスペックをご紹介すると、ボディサイズは全長4400mm、全幅1745mm、全高1465mm。エンジンは直列4気筒2.0L。最高出力は、110 kW (150 PS)、最大トルクは183 N・m (18.70 Kgf・m)。ミッションは5即オートマチックとなっています。
検討した他の自動車 競合ライバル車種 本命は?
中古車を探す場合には、メーカーや車種、クラス等、色々な方法があると思いますが、私の場合は価格が最優先となります。
そのために、メーカー、車種、クラスを決めずに予算に合う車を探しました。それでも最低限の条件として家族4人が乗れる普通車。その中で年式と走行距離の短いものを設定してみました。
本命というか予想としてはコンパクトカーとされる1.5Lクラスのハッチバック車。
以前、新車で乗っていたことのあるマツダのデミオか、義理の母が今でも乗っているホンダのフィットあたりであれば十分と思っていました。
アクセラに決めたポイント
アクセラスポーツに決めたポイントとしては、価格が予算内であったことと、予想していたデミオより上級車種であったことから割安感があったことが大きいと思います。
1.3Lから1.5Lのデミオやフィットが同じ程度の価格だったので、2.0Lのアクセラスポーツは魅力があります。
あとは地味な色が多いコンパクトカーの中で、際立って鮮やかなブルーのボディカラーの「オーロラブルーマイカ」も気に入った要因となりました。
2.0Sというグレードはなかなかのスポーグレードであったのですが、それは後で調べて分かったことです。
運転する機会が多い妻の意見も求めましたが同意見で、マツダ車を多く乗っていたこともあり違和感がないのと、高速を利用する機会が多いことからパワーがあるほうが良いということをいつも言っていたので、賛成してくれました。
購入価格と値引き額は?
購入価格は総額35万円で車検は購入した時点で1年と2か月残っていました。値引きは無しですが格安だと思ったので納得して購入しました。
年式は2008年型で当時でちょうど10年落ち。走行距離は約8万キロ。
そんなに古いの?そんなに走っているの?と思われる方もいるかもしれませんが、それまで乗っていたのが2年前に購入した2004年型のワゴンRで走行距離も10万キロ近かったので、まったく気にしていませんでした。
車業界にいたので10年落ちでも10万キロ走行していても、今の車は問題なく走ることは知っていましたし、軽自動車よりも普通車の方が耐久性があるのも知っていたので、年式も距離も想定内でした。
運転のしやすさは? 車幅感覚や死角の有無 小回りや走行安定性など
さて、実際に乗り始めてわかったことですが、3ナンバーサイズなので妻は心配していましたがすぐになれたようです。
パワーは大満足で、家の裏に高低差の大きな山道があって、それまで乗っていたワゴンRは普通に走ってるとスピードが30キロを下回るほどで、意識的にアクセルを踏み込んでシフトダウンさせないと止まってしまいそうになる難所なのです。
山道を走ってもやや乗り心地は堅さがあるものの、その分安定感があり、マツダ特有のハンドルの重さも慣れれば気にならない範囲です。
アクセラはさすが2.0Lだけあってスピードが落ちることもなくスムーズに登り切ります。5ATも初めてですが、変速ショックもあまり感じられません。
また、2か月に一度兵庫県の山間部から実家のあると東京まで、高速道路をフルに利用して走り切るのですがエンジン音も静かで快適そのもの。
追い越し加速も合流での加速も不安はなく、120キロの試験区間のある新東名でも十分に安定して走れ、パワーの恩恵を感じられています。
ひとつだけ、発進時に気を付けないとグッ!と出すぎるので、アクセルワークは慎重にすることが求められます。
信号の少ない土地柄なので不便を感じるほどではありませんが、踏切などではタイヤを鳴らしてしまう事があります。
実際に走っての燃費は? 街乗り/高速道路
燃費は常に計っているわけではありませんが、高速では非常に伸びて14~15㎞/Lほど。これは予想外に良い結果で、軽自動車のワゴンRよりも良いのです。
しかし、街乗りでは良いとは言えません。都会と違って、渋滞もなく信号も少ないのですが、9~10㎞/L前後となります。
以前乗っていたデミオの時も良いとは思えませんでしたが12~13㎞/Lだったので、それと比べても燃料食いすぎだなと思うのですが、2.0Lだし最近の車のようにアイドリングストップもないのでしかたないとあきらめています。
調べたら10/15モード燃費で13.6㎞/Lになっているのでこれぐらいが普通のようでした。
55Lのタンクに満タンで600㎞弱の距離を走ってもメーターにはひとメモリ残っており、ガソリン代が割高な高速道路のサービスエリアで給油しないで済むのはありがたいです。
運転席や車内の使い勝手は? 広い狭い 座り心地
室内は運転席と助手席は十分広く快適ですが、後席は広さはあるもののルーフ(天井)が低く閉そく感があり、長距離を走る時には気分が悪くなりました。
家族も軽自動車のワゴンRの方が後ろは広かったと感じるほどなので、低いルーフと視界の悪さ、そしてスポーツタイプゆえの足回りの硬さなどが影響しているのかもしれません。
そういえば新車のアクセラスポーツもルーフが低く、後席は窓も狭いなど変わらないみたいで、「人馬一体」とマツダが言うように運転するには最高の空間なのですが、後席の居住性は褒められません。
これは車のせいだけではなく、妻以外は180㎝を超える我が家族のせいかもしれません(笑)。
荷室の使い勝手は?荷物はたくさん積める?
荷室容量自体は軽自動車のワゴンRより大きいのはもちろん、以前乗っていたコンパクトカーのデミオよりも大きいのですが、ルーフが後ろに行くにしたがって下がるデザインのため、荷室の高さが低くなっています。
荷室の床面は広いので通常の荷物なら沢山詰めるのですが、我が家の場合折りたたんだ車椅子を積む必要があるために問題が発生します。
後部座席に横向きに立てて固定してもまだまだスペースは余るのですが、ルーフが低いためにルームミラーで見る後方視界が完全に塞がれてしまうのです。
後ろが見えない
仕事で後ろの全く見えないトラックを運転していた私自身は我慢できても、妻を含め一般な人にとってかなり不安な状況で、この積み方はダメ出しを食らいました。
そこで荷室に寝かせて積み込むことにしました。
床面積が広いので寝かせて乗せることは余裕ですが、この場合、その上に荷物を載せることはほとんど出来ません。
ということで、車椅子を積み込んで兵庫の自宅→東京の実家に向かう長距離ドライブでは荷室は使えず、荷物は後席に積み込むことになります。
2人なら良いのですが、3人乗る時は大変。4人は近距離以外不可能な状況です。
車椅子積み込みという特殊な状況ではありますが、車椅子はお年寄りでも必要になることがあるという意味では、シニア世代の参考になるかなとも思います。
あと、リアゲートの重さは特に問題はなく、地面からの高さも気になりませんが、開口部が狭まっているのとリアバンパーの出っ張りが気になります。
気に入っている点と不満な点の比較
気に入っている点 便利な点 メリットなど
走行性能以外で気に入っている点 としては、シートのスライド量、上下の高さ調整機構、そしてチルトに加えてテレスコも加わるステアリングの調整は、慎重さのある夫婦には大変便利。
シート自体も座面は長さが足りないもののホールド感は良いと思います。
オートエアコン、オートライト、そして雨滴感応式ワイパーは便利で、オーディオのステアリングスイッチの気に入っています。
不満な点 残念な点 デメリットなど
荷室以外で残念なのはロードクリアランスが低いこと。だからこそ10年物でもカッコイイのですが、コンビニやファミレスの出入り口で「ガリッ!」とフロントスポイラーの裏をこすってしまいます。ちょっとしたシャコタン状態なので、注意が必要です。
購入した車実態の固有の問題としては購入後すぐにパンクしてタイヤを入れ替えたのですが、サイズが205/55R16で、太く大径なため量販店の格安タイヤに在庫がなく、あっても高くつくことになったことでしょうか。
もともとマツダ車は他メーカーより太いタイヤが標準採用される傾向がありますが、アクセラスポーツ20Sとなるとアクセラの中でもスポーツモデルかつ排気量が大きいということで、なおさら太めのタイヤです。
おかげでこの冬は冬用タイヤの購入はあきらめ、ひたすら雪が降らないことを祈るはめになりました。
満足度は星5つで言うといくつですか?
購入直後は星5つ。今は4つというところでしょう。必須であった高速での安定感とパワーは予想以上に良かったことと、デザインとボディカラーは家族全員が気にっています。
特に飛ばし屋(?)の妻は、田舎道はパワーが必要という考えですから大満足です。
今のところノントラブルということも満足度が大きい要因です。荷室が思ったより使えないのは痛いので、その点の不満は大有りなのですが何とか工夫してクリアしてますので星一つ分のマイナスで良いでしょう。
新車で購入してこの評価だったら、星2つぐらいだったかも知れません。覚えておいて欲しいのは、総額35万円で購入した10年落ちの車だという事です。
コストパフォーマンスということで考えたら星5つをあげたいです。
今後の課題としては目前にせまった6月の車検。今回は買い替えは無理そうなのですがひそかに中古車サイトで出物を探しています。
次はアクセラスポーツで問題となった後席の居住性と荷室の広さを考えて、プレマシーあたりのミニバンを狙いたいと思っています。また、マツダ車になりそうですが、どうなるでしょうか。